田上秀雄会員 2009.8.19例会

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「会員増強月間に因んで」
 本日は「会員増強」について卓話を依頼されましたので私なりの考えをお話しさせていただきます。

 8月は会員増強月刊でもあります。水海道ロータリークラブは今年の会員増強のクラブ目標として純増5名を掲げて行動しております。クラブテーマは『増やそう新しい仲間たち! 開こう未来への扉を!』です。現状3名の新人推薦を行っているところでございます。

 クラブの会員増強とは新入会員の推薦、入会だけが会員増強ではありません。会員増強には元来三つの要素があります。

1.新会員の推薦
2.優良会員の保全(退会防止)
3.新クラブの拡大 であります。

 また会員増強は特定の会員や会員増強委員だけでなく全員が行うことではないかと思います。これができないとクラブは衰退に向かうしかありません。会員全員でこの問題に取り組むためには会員増強戦略が必要だと考えます。

 ある企業では一種の異業種交流会で、研修会や各種講演会に出席して異業種の経営者と交流し仲間や友人作りなどを通し勧誘を進めています。また二代目経営者の育成にかかわる勉強会などを開き若い世代の経営者に入会していただけるように努力しているところもあります。

 私達のロータリーの原点はクラブにあります。魅力あるクラブこそが会員を惹き付ける力となります。チームワークの取れた秩序と品格のあるクラブこそ周囲からも評価が高まります。

 その根本は会員の一人ひとりの倫理観や道義心の厚い人間性であり、クラブ奉仕の理念そのものであります。それらを新人会員の方々と分かち合うつもりで優しい心からの呼びかけをすることが大切です。

 またロータリーに相応し人材としては、「善良で、社会性、誠実性、道徳観、コミュニケーション能力があり、職業上良い世評をうけている職業人、または専門職業人」を優先に考えなくてはなりません。

 このような良き人材を新たに勧誘し、素晴らしい功績を上げてこられた既存の優良会員の方々を保全(退会防止)するためには常に皆様の一人ひとりの繋がりの輪が必要不可欠となります。

 それと同時に、ボランティアに対する人々の考え方や、ボランティア活動から得られる経験に何を期待するかは、社会的、政治的、経済的状況に影響されます。勧誘の方策を立てる際には、以下の問いについて考えてみてください。

・ 人はどのような基準をもとに、ボランティア活動をするための団体を選ぶのか。
・ 日本におけるボランティア活動の選択肢にはどのようなものがあるか。
・ クラブは、会員候補者が求めている機会を提供しているか。
• ほかの団体やボランティアの機会と比べて、ロータリークラブ会員に与えられる利点にはどのようなもの
があるか。
・会員候補者に、ほかの団体ではなくロータリーを選んでもらえるようにするには、どうすればよいか。

 こうした問いを土台として会員が話し合い、地域社会で奉仕活動をしたいという人にロータリークラブを選んでもらうようにする最良の方法は何かを検討していただきたいと思います。

 また、奉仕の機会だけでなく、以下のようなロータリークラブ会員の恩典についても強調してください。
・地域社会で同じような志を抱く人々との同胞関係、親睦、友情を育むこと
・ビジネスの人脈づくり
・定評ある国際的な奉仕団体に所属する機会競合する団体について調べておけば、クラブはさらに魅力的な選択肢となるような位置づけに努め、資格ある会員候補者にロータリークラブの魅力や恩典を効果的に伝えることができます。

 会員の皆さまはこの水海道ロータリークラブに入会してどのようなメリットがあったでしょうか?慣れない活動に戸惑った事もあったと思います。また会員になっていなければ経験できなかったさまざまな体験や出来事があるはずです。ロータリー活動とは自分を磨き、奉仕活動は自分や他人の心まで豊かにする働きがあると私は思います。

 会員増強とはそう難しく考えず、そんなエピソードを新人勧誘の時に話してあげてはいかがでしょうか?

 そうすればロータリークラブというものが新人の方々にとって、もっと身近に感じられることでしょう。
大事なことはロータリー理念を全ての会員が、正しく認識して行動することです。そうでないと今後地域社会には認められず、会員増強も難しくなります。

 良い新人を迎えるには迎える側もそれなりの良い評価を受けられるクラブとロータリアンでいられるよう日頃から努力していかなければならないと思います。

 今後のロータリークラブの継続、繁栄のために皆様のお力をお貸しくださるようお願いし、卓話を終わります。
 

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