鈴木 豊会員卓話2002年4月10日例会
職業分類:土地家屋調査士  
(有)ワイ・エス・プランニング
代表取締役
「ロータリークラブ活動」

 本来であれば国際奉仕のWSCとか或いは個人の職業に関する話とかをすれば、内容の濃いお話が出来るのではないかと思いますが、青木プロ委員長さんから「ロータリークラブ活動について」お話をしなさいとの題目を頂きました。

 私はまだ経験が浅いものですから、クラブ活動についての深いお話は出来かねますので、思い出話のようなことから思いつくままにお話させていただきたいと思います。

 15年前の4月6日の今日、私は入会しました。4月6日という日は私にとって特別な日で実は誕生日です。それで早速、誕生祝いをいただきました。その時のスピーチを思い出しますと「雲の上の存在であったロータリクラブに念願の入会をさせて頂いて…」といったことをお話しました。

 これは全くのウソでしてなんでこんなクラブに入会してしまったのだろうというのが本音でした。と言うのは当時は皆さんが私の父親の年代で水海道クラブを作った人、即ちチャーターメンバーが殆ど、と言った方々の集まりでした。したがって私などの居る場所はなかったのです。

 そんなわけで、半年位は辛い水曜日でしたが、そのうち雰囲気にも慣れ、また自分の存在価値も多少認められてきたと言った感じで、この場所(例会)に居ることが嬉しくなって参りました。

 私が言いたいのは短期間でロータリクラブを辞められる方も多少おりますが<石の上にも3年>と言いますように、我慢をすれば必ず居心地の良い所になると思いますので新人の方は一年間位、我慢をされたほうが良いのではないかと、思うわけです。

 2年位経つと委員長の役が回ってきまして、私も親睦委員長をやりました。ロータリーには「Yes」しかなく「No」は無いと言われます。これは与えられた仕事を真剣にやるという事、世間一般では経営者の集まりとか言われますがロータリーでは通用せず、とにかく言われた仕事を確実にやるということなのです。

 と言うことで今、色々と下働き的なことをやっている方もおられますが、いつか芽の出る時もあると思われますので辛抱強くやっていただければよいかなと思います。そこで手っ取り早いのは自分の後輩をロータリークラブに入会させることなのです。 

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 地区青少年交換委員会で学生さんに「何故ロータリアンになったのか」を聞かれました。Petsの時も「あなたは何故、ロータリアンなのですか」の項目がありました。真剣にこのことを考えてみると良く分からないのですね。学生さんには私は「個人では何の力もないけれど、このような世界的な組織の中であればボランティアでも他の活動でも何でも出来る。あなた達もこのボランティア活動で来られたのですよ」と話しました。

 私は、このロータリーの膨大な組織力を持ってやれば、どんなことでも出来るのではないか、と言った感じをいたしております。

 もう一度皆さんに何故ロータリアンか、何故ここに居るのかを考えていただけると、大きな費用を使い、多くの時間を費やし、しかも何十年ロータリアンであることに何かあるのではないかと考えるわけです。

 何故ここにいるのか、という事で私はロータリーのメリットを考えてみましたが、それは人脈ではないかと…。数十名に及ぶメンバーが一瞬にして友達になれる、これはロータリアンにとり大きな財産ではないかと感じているところです。

 また、サービスには見返りはないがボランティアにはやってあげた大きな喜びがあります。これからも大いにやって行きたいと考えております。