鈴木 豊会員卓話:1997年4月9日
職業分類:土地家屋調査士  
(有)ワイ・エス・プランニング
代表取締役

 「四方山話」

 今日は別な方が卓話をなさるわけでしたが、都合が悪いということで「お前、穴埋めせよ」とのプログラム委員会の命で気持ちよく代役をやらせていただきます。

 先ず、思い出話から入らせてもらいます。私は9年前の4月6日に入会しました。奇しくも、その前は私の誕生日でした。早速、誕生祝をということで記念品をいただき、お金をとられました。

 入会金の他に、またお金をとられた?ということで、果たして私の経済は持つものかと思ったものでした。

 当時のクラブは錚々たるメンバーの集まりで、何処に席を取ったらよいものか、それが例会に出席する度に私の課題でした。どうかするとお偉方の間に挟まってしまったら最後、弁当も上の空で美味しく食べられなかったことを記憶しております。

 徐々にロータリーにも慣れ、早くから委員長やSAAをさせられました。私の場合、幹事も他の人は1年で済むところ代行を含め1年半以上もやる破目になり、私は何事、人以上にやらないとダメな人間で、そういう試練を与えてもらっているのかなと思ったりもしました。

 その間、例えば地区協などの際、豊島先生からは激励のお電話が何回もあり、その都度、温かいアドバイスを頂いたりしたお陰で、何とか責務を果たすことが出来ました。私は、ロータリーは年輩の差をなくして同じ土俵の上で活動することが出来る素晴らしい特徴を持っていると思っており、ロータリーは決して同好会であってはいけないとも考えています。

 即ち、クラブには大先輩の方がいて、また若い人もいる。その中で色々とアドバイスを受けながらやっていくべきものであると考えます。又、例会については、儀式とまでは行かないまでも服装を整いて出席し、ソングに始まりソングに終わるまで、楽しいムードの中で、キチンと臨み、その間、私語を慎むなどが必要であろうと思います。

 そういうことが水海道の場合は、上手く行っているのではないでしょうか。どうかすると新しいクラブの場合、こんな点が乱れているのではないかと考えております。

 9年前は今のように例会は楽しいものではなく、むしろ厳粛な会そのものでした。それが現在のように楽しいムードが醸し出されるようになったのは、隅屋大先輩の行動によるものと思われます。

 隅屋先輩はロータリーの話は余り、なされませんが実はロータリーの隅々まで熟知されており、改めて、そのお力に感謝申し上げたいと思います。

 このように私の幹事経験の中で、水海道クラブは年輩の方と若い人との人間関係が上手く行っており、一番まとまっているクラブとの感じを強く持っています。


さて、時間がありますので不動産登記と管理に触れます。P28に遺言のことが書いてありますのでご覧になってください。何故今、遺言が必要であるかと言いますと、その理由に

 @不動産の価値が上がったこと

 A法律的に権利が平等になったこと等があげられます。そこで、財産上のトラブルを排除する最も有効な方法として、遺言書を書いておくといった事が出てくるわけです。

 遺言書を書くことは静養では日常茶飯事のことですが、日本では未だ、そうでもないようです。参考までに申し上げますと、遺言書で日付の異なったものがある場合は後で書いたものが有効になり、又、日付・押印の無いものは無効とされます。

 遺言書の種類には7種類のものがありますが、通常は公正証書遺言、自筆証書遺言、秘密証書遺言の3通りで、その中で私がお勧めしたいのは公正証書遺言です。これは公証役場(近くでは取手、土浦にある)に出向いて行って公証人に書いてもらうので、一番確実で問題を起こしません。手数料も3〜4万円で作ってもらえます。

 最後に、最も大事なこととして遺言の効力は遺留分(相続人の権利)の範囲内で100%有効となりますので申し添えておきます。