染谷正美会員卓話1996.8.28
職業分類:建築
染谷建築(株) 代表取締役

 「新会員ミニ卓話」

 私は1月に入会し、何時の例会もすべて新しいものばかりを感じていたところで、卓話といっても皆さんの前で何を話してよいか分からないでおりました。

 本日プログラム委員会より、仕事のことで話してくれればよいとのことなので、私の仕事−建設関係について若干お話したいと思います。

 建設業が何時から始められたかと申しますと、大体、江戸時代の終わり頃から明治初期にかけてと言われています。

 勿論、それ以前に建築とか石積みとか言って仕事は行われていたようですが、正式に会社という形で、やられたのは明治20年代、大成建設の創始者である大倉さんが土木会社を設立したのが始まりといわれています。

 その後、現在スーパーゼネコンと言われている清水建設などが出来たと聞いております。当時、鉄道関係の仕事が国のほうから、大分、出てきたのですが、それを請け負う為に会社を設立したわけです。

 なにぶん、独占的な仕事だったものですから他に会社がなく、それではまずいといった事で、明治22年に法律が出来、それから入札制度という形になってきたようです。

 入札制度については、談合とか汚職とか、そういったものが付きまとい色々問題になり騒がれているものです。この入札制度は平成6年に改正され、現在は4つほどの形をとっています。

@一般競争入札・・・・・誰でも会社を設立し、名簿登録がしてあれば参加できる。
A制限付一般競争入札・・・ある一定の資格や経験がないと参加できない。
B指名競争入札・・・指名による競争入札で、一番多いケース。
C自由契約・・・・・民間に多い形で、特命により仕事を依頼するもの。

 この4つが基本となって、私どもは仕事の受注を行っているのです。このうち、一般競争入札については誰もが参加できると言いましたが、日本に現在登録されている業者が約55万社位、茨城県でも1万4300社ほどあります。

 もし、役所が行う場合、これを皆取り上げることは到底出来ない問題なので、この一般競争入札は、なかなk、出来ない現状にあります。

 次に、制限付競争入札には2つの形があり、一つは公募型といって会社の実力とかを主にしたもの、もう一つは意向確認型といって業者の方からお願いしていく形のものがあります。また、指名競争入札は普段、国や県、市町村が殆ど行っているものです。

 指名委員会が各官公庁にあり、その方達によって普通5社から多くて15社位までの中で指名をします。業者の方では、この中にぜひ入れて欲しいと言うことで色々と運動、活動をするわけですが、そのために贈収賄と言った汚職につながる問題も出てくるわけです。

 さて、私たちは最近(建設業界の)イメージが悪いものですから、市・県、或いは国とタイアップし色々とイメージアップを図っています。

 例えば建設業界と言う全国的な組織の中の茨城県建設協会を通して今、若い層を集めた協議会をつくり、年2〜3回程度のイベントを実施しています。

 内容的には小学生を対象にしたもの(主として建設業界への理解)中・高校生を対象としたもの(現場見学・ログハウス作り実習)など、色々行っているところです。

 このように、建設業界としても汚名挽回に向けて頑張っていますので、どうぞよろしくお願いを申し上げて卓話を終わります。