染谷正昭会員卓話2000年9月13日
職業分類:建築設計士
(株)染谷工務店 
代表取締役

 今年の会社の経営方針や全ての施策をどうしようかと考えていました。今、世の中が大きく変化してきており、昔はお客様に満足してもらえればよかったのですが、居間は逆に社員の満足の方が先だということになっています。

 社員が満足していないのに、お客様の満足など出来るものかということで私は会社の運営方針を「人生は喜びのためにある」としました。何故そうしたのかと言いますと社員に「あれやれ、こうしろ」というと社員は一通りのことはやりますが、どうもやらされるといった受身の形で受け取られることになります。

 それより自分で進んでやるとなると、かなり成果の点で違うということになる、そんな事から<何とか仕事を楽しくやりましょう>ということも含めて<先ず社員に喜んでもらいましょう>そして<その喜びをお客様に向けてもらいましょう>ということを考えた結果なのです。

 そうは言ってもすぐ上手く行く訳はなく、社員だけに望むのは難しいことから、私自身も早起きするように努力し、今4時半には起き、今までやらなかったことなどをしています。

 そんな事から始まりまして、会社の中では8時から9時までの社内の一斉清掃を社員皆で行っております。一日の勤務時間8時間の中の1時間というと、かなり時間的な損失をする感じですが自主的にやってみますと、今まで見えなかった部分も見え、上手く出来なかったこともだんだんと上手く行くようになったと感じられます。

 逆に7時間になっても8時間以上のことが出来るようになってきたのかな、と思っているところです。

 私の社では西尾さんという方の所でつかっている理想経営を取り入れ、社員に理想経営のノートを配り、自分で計画を立て、自ら責任を持って仕事をし、自分で評価するといったことを実践させています。

 毎日自分で予定を組み、それによって実行し、それを評価しながら、出来なかったことは明日の仕事へ組み入れていくことを続けていますが、少しずつ前進しているのか、と見ていますが、上手く出来る人と出来ない人の差があるようです。

 今は世の中に物が溢れ、毎月が昔でいえばお正月のような生活をしている現状です。お客さんに喜んでもらう前に自分が感動するような状態になっていない時もあり、何か足りない物とか欲しい物とかがどんどん無くなっているような、そんな時代になって来ております。

 そこで私の会社では新入社員になって初めて給料を貰った時「親孝行をしよう」(※経営方針の最初に掲げてある)との事で、何か親御さんに恩返しをすることを呼びかけてやっています。
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 私の経営方針書は、私が沖縄での研修会に参加したことを基に作成したものです。今やっと毎月の収支が出来、年間の決算見通しもつくようになりました。また社員のみんなにも何かと喜んで働いてもらえるよう、今、がんばっているところです。
                    (週報からの転記)