瀬戸隆海会員卓話2004年3月3日
職業分類:仏教
(宗)報国寺 代表役員住職

 こんにちは。今までに、前でお話をさせていただいたのは何度かあるのですが、会員卓話ということで改まって時間をいただいたのは、これで二度目です。

 前回は、時間がかなり押してしまって、お話をさせていただいたのは10分ぐらいしかなく、十分な理解も得られなかったように記憶しております。

 今回は、三月ということでお彼岸の話と思ったのですが、それよりは、ロータリークラブとは基本的には職業奉仕でありますので、私自身の職業というものを皆さんに理解していただこうかということで、話を進めさせていただきたいと考えました。

当然、私の職業は僧侶でありますから、お寺を預かって、檀家の葬儀とか法事とか、先祖の供養をしていればそれですむのですが、布教伝道が主体でなければならないのです。私はどちらかといえば、口下手(?)ですから、もっと別な形で出来ないかと思っていました。

 それぞれの宗派の僧侶になる方法は様々でありますが、浄土宗においては宗門大学、養成講座等において決められた単位を取得し、伝宗伝戒道場、いわゆる行を受けて僧侶の資格を取得します。

 後に、それぞれの住職になるのですが、私は父親が健在でしたので増上寺の式師会と雅楽会に入って、法要儀式並びに声明の研修(法式)と雅楽の研修をを行い、今日に至っております。

 おかげで、法式においては、一級法式教師の資格を取得し、増上寺で行われる大法要においては、維那といわれる法要のリーダーを務め、増上寺とか大正大学における各種道場の指導員、また、浄土宗が主催する各種講習会の講師として出かけることが多くなりました。

 ある意味においては、浄土宗僧侶の育成に携わっておるわけであります。雅楽会においては、増上寺や全国で行われる法要に出仕したり、学校で行われる雅楽教室とかに参加したり、さらには海外で行われる雅楽演奏会に参加したりして、交流を深めております。これも、布教活動だと、私は思っています。

 僧侶として、布教活動はさまざまな形はあるものでありますが、ただ、自分の寺だけで布教活動されるのも結構でありますが、これからの時代は、自分の得意とする分野において、ボランティア活動をも含めて、推進していかなくてはならないと思っております。意外にお寺の住職は、時間が自由に作れるものではありますが、ある程度経済基盤がないとそうも行かないものであります。

 幸いに、私は大きな寺の住職をさせていただいておりますので、ここにも私の寺の総代さんが何人かおられますが、檀家のお許しを得て、今後も寺の維持を計りながら、このような布教活動をしていきたいと思ったいます。