小島富雄会員卓話:2004年10月20日
職業分類:水道業
(株)小島ポンプ 代表取締役
米山月間 (小島富雄カウンセラー)

 皆さん、こんにちは。今日は蔡 亦竹さんの卓話でしたが、出来なくなり穴があきましてプログラム委員長さんには大変ご迷惑をかけすみません。実は、昨日昼過ぎに電話が入りまして、長野での研修会が12日に終了し、13日には卓話をする予定でしたが、2日延長になりまして大変申し訳ありませんが次回にお願いしたいとの事でした。

 すぐにプログラム委員長さんに電話をしましたが、今日の明日では卓話者が見つからないので、カウンセラーの責任の範囲でお願いしますということで、ここに立っているわけです。宜しくお願いします。

 蔡さんの卓話の原稿を預かっておりますので、少しご紹介します。

 「今日は、水海道ロータリークラブの例会という素晴らしい場で卓話をさせていただいて、誠に光栄だと存じております。小島カウンセラーに話してくれと言われましたが、実は今日まで何を喋ればいいのかと迷っていました。皆様がご存知のように、私は外国人であり長年日本について勉強してきましたが、日本語は一向にうまくなりません。なのにロータリーの米山奨学金に恵まれてその奨学生になっています。日本に憧れて、日本の文化を知るために私は南国から来ました。現在はなんとなく落ち着きましたが、最初来たときはやはりカルチャーショックを受けました。今日はこの場を借りてその体験を少し話したいと思います」

 との事です。この続きは次回ということで楽しみにしてください。

 それでは、私の職業、水に関する水商売、井戸掘り、さく井、設備等の話をさせていただきたいと思います。井戸につきましては、20数年前までは陸田用、田んぼ用、工場用、一般家庭用と幅広く多く設備して下さいました。

 会員の皆様の中から20数名の方々から井戸掘りをさせて頂きました、有難く感謝をしております。この場をお借りしPRを兼ねて御礼申し上げます。(株)アトックの青木清人会員宅植木の散水用井戸から始まり、松坂会員の水海道厚生病院に至るまでです。

 そんな中で思えば、厚生病院にて、夕方井戸が突然故障し300人の患者さんへの給水不能、食事も出来ず給水車で水を運び大変な思いを致しました。そこで予備に井戸の設備をして頂き、今では2本の井戸を持ち交互に使用しているところです。給水に余裕を持っていることはとても良い事と思います。現場で慌ただしかった事が記憶に残っております。

 現在の状況は、農家では陸田もなく、工場は県企業局の工業用水、一般家庭は上水道が普及し、また地盤沈下の規正法が出来、吐出し口径(直径5cm)以上は県の許可をもらわないと仕事が出来ないので、年間を通しますと1本〜2本となり井戸工事だけでは商売にならないのが現状です。

 井戸掘りには4種類の方法があります。

 1. 打込井戸・・・・・浅いところから水を取る。5m〜10mくらいパイプに穴を開け打ち込んで手押しポンプをつけて水を汲む。

 2. 掘井戸・・・・・・・直径1mくらいのコンクリート丸側を人力で穴を掘りながら1本1本つないで水層まで下ろす事によって集水する方法。 旧市内は水質が悪く、鉄分が多いのでこの方法は少ない。ただし例外もあり、会員の武藤さん、竹村酒造、その隣の旧二葉幼稚園の井戸は水質も良いと言われております。

 3. 上総堀・・・・・・・竹を割りひごを作り、長くつないで先にのみを取り付け、足場を立て引っ張り上下の反動にて掘っていく方法

 4. ロータリー方式・・・石油を掘って行うように鉄のロットをつなぎながら回転して掘る方法 そして、井戸を掘るときは必ず水が必要です

 粘土と混ぜ合わせ、掘っていく穴の中に入れ壁を作り張水が逃げないようにして施工する。最後に外管押入れしてその中から水を汲み上げるということです。 以上簡単に話をさせていただきましたが、私の職業の一角です。有難うございました。