松坂興一会員卓話2004年4月14日 | ||
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「市監査委員として」 現在、私が務めております水海道市の監査委員の職責と自治体における監査制度といったことについてお話してみたいと思います。 監査委員を引き受けまして現在5年目に入っておりますが、私自身かつて公務についた事はなく、ましてや経理、会計については全くの素人でもあり、自信があるはずもなく固く辞退したのではありますが、他を選ぶに時間的に猶予がなく今日に至った次第です。 さて、監査委員としての仕事ですが、地方自治法の中にその職責と権限が明記されており、法によって身分も保障され、また法によって職務を執行することとなっております。 業務といたしましては、先ず財務監査、この内には定期監査及び随時監査、工事監査、財政援助団体等の監査、事業管理監査、出納検査があり、次いで上記監査を踏まえて決算審査を行ないます。 また定期的に行なう行政監査があり、住民・議会・市長の要求に基く監査があります。また、住民監査請求に基く監査は自治法における住民監査請求制度というもので住民訴訟制度に拘る大きな監査と申せましょう。 さて、監査の立場からみた昨今の水海道市の財政状況ですが、打ち続く経済不況の影響をもろに受け、大変厳しい状況であります。 したがって、緊縮した予算編成がここ近年続いており、そうした中にあって、歳出の節減、合理化に努め、限られた財源の重点的かつ効率的配分を行なうなど、懸命に努力いたしております。 近々、市町村の合併問題もあり、水海道も大きく変わろうと致しております。 それに合う新たな行政課題も出てきており、的確な対応が求められております。 皆さんの一層のご理解とご支援をお願いいたします。 |