熊谷昇会員卓話:2003年10月8日
 
職業分類:ビジネスホテル
水海道第一ホテル
支配人
 皆様、こんにちは。本年度、米山委員会の委員長を拝命いたしました熊谷です。副委員長にはCICO委員長の青木正弘さんです。二人で今年度の事業を進めさせていただきます。

 さて、今月は職業奉仕月間ならびに米山月間となっております。本来であれば、職業奉仕の職場訪問の予定でしたが、次週に変更になり、この10月1日第一週目の米山の時間として使ってください、とのことで、本日の卓話となりました。よろしくお願いします。

 今日の卓話はテーマのとおり、米山奨学事業について自分がよく理解していないこともあり、この機会にきちんと理解しようということで、先月の地区の米山セミナー資料に沿って、お話をすることと、しました。

 米山奨学事業は皆様もご存知のとおり、ロータリアンの寄付を財源として、日本で学ぶ外国人留学生に対して奨学金を支給する事業であります。年間の奨学金総額はおよそ20億円で、今日まで96カ国11,542人の人に支援してきています。1952年に東京ロータリークラブが米山梅吉氏の功績を記念誌、1953年の「米山基金」を設立し、全国からの寄付を募ったのが始まりです。

 第一号の学生さんは、タイ国のソムチャード君という方と聞いております。そして1958年4月に「ロータリー米山奨学委員会」が結成され、今に至っています。1983年には、10月を米山月間として事業の理解と寄付を募るという意味で、各クラブの米山委員会には特別強化月間として、各クラブの会員の皆様にご協力を呼びかけるようになったと思われます。

 米山梅吉氏の略歴をご紹介しますと、1868年、いわゆる明治維新の時、和田家の三男として東京に生まれ、その後、米山家に養子に入り、在米8年の苦学の留学生活を送り、日本に帰国、その後三井銀行の常務をしながら東京ロータリークラブを創立し、初代会長を努めたことは皆様のご存知の事と思います。

 自らの私財と投じて小学校を創立したり、様々な社会事業への助成をしたり、「他人への思いやり助け合いの精神」を身をもって行った方であった、といわれております。

 では、資料に基づいて説明を申し上げます。一番目に、米山奨学金の制度についてご説明申し上げます。奨学金の種類と金額は資料の通りです。(別紙参照)
その運営と財政についても資料Aを参照ください。「財団法人ロータリー米山記念奨学会」という別組織が事業の中核となっており、理事及び評議員はロータリーアンの方がなっております。
2820地区からは、佐藤パストガバナー及びエレクトは評議員としてその運営に参画をなしております。

 さて、これより本日の主要なテーマに入るわけですが、皆様にご協力をいただきたく寄付金について説明を申し上げます。寄付金には、普通寄付と特別寄付があります。当クラブの個人別寄付金一覧は別紙の通りです。

 この寄付に対しては、個人及び法人クラブに対し、表彰制度があります。資料を見ていただければわかるとおり、子の7月に制度が変更になり、表彰される金額の単位が15万、30万から10万単位になっております。あわせて細かな表彰がセットされております。

 景気が低迷する中で、寄付のご協力をお願いするのは恐縮ですが、事業の発展を願って、今月中に各会員の方に個別に寄付のお願いをいたします。ご協力をお願いいたしまして、本日の卓話とさせていただきます。

表彰制度 個人の表彰 
特別寄付金の累計に対しての表彰
(2003年7月改定)
表彰名 特別寄付金の累計額 回数 表彰品
米山功労者 10万円 第1回 第1回:感謝状(ケース付き)
米山功労者
(マルチプル)
20万円〜90万円 第2回〜
第9回
第2回:感謝状
第3回:感謝状、メダル、盾
米山功労者
(メジャードナー)
100万円〜300万円 第10回〜
第30回
以降10万円毎に感謝状
30万円毎に感謝状及びネクタイピン・
ブローチ(※)
※第6回は銀製・石なし
第9〜18回は銀製・貴石付き
第21〜30回は18金製・貴石付き
中央の貴石は回数に応じて変わります。
米山功労者
(メジャードナー)
300万円以上 第30回以降 10万円毎に感謝状
100万円毎に感謝状、及びクリスタルの盾