北村仁会員:2005年8月3日  
 
職業分類:化学繊維製造
北村製布(株)
代表取締役
 
北村 仁地区会員増強カウンセラー

 隅屋さんの後を受けての卓話は大変やり難いのでありますが、御使命ですので少しお話させて頂きます。

 何を話せば良いかと考えましたが、8月は会員増強、拡大月間であります、クラブ委員長さんを差し置いての話で大変恐縮なのですが、地区の会員増強カウンセラーと言う役も頂いておりますので、多分他のクラブなどで話をする機会があると思います、其の時のための予習ということでご容赦頂きたいと存じます。

 ロータリーの集まりがありますと会員増強、財団への寄付が話題になります、少少、食傷ぎみと感じる方が大半ではないかと思います。然らばなぜ会員増強が必要かを改めて考えてみたいと思います。

 ロータリークラブは組織体です。組織は維持していかねばなりません、メンバーの皆さんの中には様々な理由で退会をせざるを得ない方々が必ず居られます、この為の補充をしていかねばなりません。これだけではありません。

 ロータリーは、1905年ポール・ハリスをはじめシルベスタ・シールや4名の人々の集まりによって生まれました。発足当時はクラブ奉仕、つまり、クラブ内の互いの職業を通じての助け合い的な集まりであったのですが、やがて社会奉仕へと展開して行き、国際奉仕へと其の輪を広げて、100年間を経て世界で100万人を超える大きな組織に発展したのであります。

 ロータリーが世界的に認知度が高まりますと、ロータリーの仕事も大変多く、多岐に亘ってきます、世界が不安定な状態が続き、恵まれない人々が益々多くなりつつある今、ロータリーが其の仕事をするためには人的資源、経済的支援が益々必要となります。特に、本年度ステンハマーRI会長が提唱されている識字率向上などは、世界的に見ると大変大きな仕事ではないかと思います。本来、国家的な仕事ではないかと思いますが・・・・・。

 これらに対応するために組織を更に大きく、強固にして行かねばならないと言う事になります。因みに、RIでは会員数150万人を目指す事を理事会で決定しております。

 もう一つ、私はこれが一番大事な事ではないかと思いますが、其れは所謂仲間作りであります。私は、ガバナーエレクトとして国際協議会に出席いたしました折、会員増強について『あなたの心に触れたのは誰ですか』Who Touch You と言う講演を聴きました。

 即ち、今このアナハイムでロータリーの素晴らしさを実感し、多くの友人を得て、其の中に身をおく幸せを諸君に与えてくれた方は誰であろうか、と問いかけたのです。

 ロータリーの素晴らしさを実感すればするほど其の幸せを他の人々へ紹介し、共に奉仕をする喜びを分かち合う事が必要であろうと説いたのです。

 私は若くしてロータリーの仲間に入れて頂き、多くの先輩の皆さんと接する事が出来ました、そして多くの事を学びました、年齢からも父親に等しい方々が気軽に接して頂きました。人生の大きな糧になったと思っております。こうした恩恵を一人で持っているだけでなく、一人でも多くの人々に伝える事が会員増強の大きな目的でもあろうかと存じます。喜びを分かち合う事です。

 会員は増加させる事でなく、文字通り増強する事です、皆さん一人一人が先ずロータリーを知る事から始まると思います。ロータリーの理念、仕事をより理解し、ロータリーより受けた様々な恩恵を他の人々に紹介し、仲間になって頂くよう働きかけて頂きたいと思います。そして共にロータリーの仕事をするのです。

 会員増強の手段としては、特別な決め手はないと思います。やはり会員一人一人がロータリーを本当に理解し、ロータリーを愛する心が大切ではないでしょうか。其れには先ず魅力有るクラブ作りだと思います。