常総市商工会経営指導員の沢辺悦雄様 2012.11.28

 常総きぬ川花火大会について
 常総きぬ川花火大会の起源は、昭和24年の旧水海道町の時に、関東花火競技大会の名称でスタートし、昭和30年までの7年間は競技大会として開催されました。その後昭和41年からは協賛金を募って行われる花火大会として現在まで続き、常総市の夏の風物詩として市民から長年親しまれてきました。

 途中何回か中断がありましたが、2012年で通算48回となりました。

 常総きぬ川花火大会は、2004年、みつかいどう花火大会の時に花火大会を紹介する情報誌で「全国必見花火大会10選」に選ばれ、また、2007年には、ちくま新書「日本の花火」にて全国厳選花火大会として紹介されました。2009年には、テレビ朝日スマステーションの「絶対観たい!全国オススメ花火大会ベスト20」で11位、翌年の2010年にも同番組の「全国人気花火大会ベスト15」で8位になるなど、全国の花火ファンより注目の大会として認識されております。

 2006年1月1日の水海道市と石下町の合併による常総市誕生で、2006年、2007年は、名称を常総市みつかいどう花火大会として開催し、10万人余りの観客に深い感動を与えることができました。そして2008年からは「常総きぬ川花火大会」として新たな歴史をスタートしました。

 200mのナイアガラ富士が夜空に現れるオープニング花火で始まる花火大会は、日本の優秀な花火職人が心を込めて製作した芸術性豊かな花火が堪能できる高品質な花火大会として花火通の皆様よりお墨付きを頂戴いたしております。

 内閣総理大臣賞を通算11回受賞の日本を代表する花火師、野村陽一氏の花火打ち揚げをはじめ、日本煙火芸術協会の会員による創作花火競技会「ファイヤーアートコンテスト」、日本の偉大な花火芸術家3人が究極の芸術花火を披露する「花火ミュージアム」、全国から選抜した花火名人の新作花火を披露する「日本の花火ベストセレクション」等盛り沢山な内容。そして大会のラストはコンピュータを駆使し300mの幅で花火と音楽が一体となって繰り広げられる壮大な花火ショーがフィナーレを飾ります。
協賛金の集め方の変更
★先にプログラムを決めて、必要な資金を集める。
*花火を奉納するのではなく、あくまでも大会への金銭的な協賛と考える。
★プログラムごとの提供表示をやめる。
*提供した花火が良くなかったときに、クレームがくる。次年度出さなくなる。
煙火業者の見直し
★全国の花火大会を観覧して担当する煙火業者の実力を判断し指名する。
*安易に入札等で業者を決めると、粗悪で安価な中国製花火だけになってしまい、
他の花火大会と差別化ができない。
★製造業者を重視、販売店の排除
魅力あるプログラムの考案
★他の花火大会でやっていないオリジナルな企画
*プロローグ花火、オープニングでナイアガラ、花火ミュージアム、
ファイヤーアートコンテスト、メッセージ花火(業者、玉名指定)等
★花火の質(芸術性)へのこだわり
*日本煙火芸術協会会員の花火、競技会の上位入賞者(内閣総理大臣賞受賞者等)
★花火大会全体の演出の検討
*花火の製造、打ち上げメカニズム等の知識の習得。煙火業者の評判。
*先進の花火大会を観覧して参考にする。客の反応等も良く分る。
内閣総理大臣賞を授与する大曲、土浦は毎年欠かさず観覧 年に40回位観覧
宣伝方法の検討
★花火写真コンテストの実施 三脚の数は人気のバロメーター
★花火愛好家との交流(口コミ)
*年間に80箇所の花火大会を観覧する者あり。花火大会、煙火業者等の情報収集
観覧席の有料化
★補助金の減少への対応(最大で1,850万円、現在は1,100万円)
★メインプログラムの安定的開催のための資金確保
その他
★MCをプロに変更(アナウンスは事前収録)
★観客にアンケート(プレゼント付)
★オリジナルタオル等の大会グッズの製作
《全国人気花火大会ベスト15》 2010.8.14 テレビ朝日スマステーションより
1位、全国花火競技大会・大曲の花火(秋田県・大仙市)毎年8月第4土曜日開催
全国から厳選された花火業者による競技会 内閣総理大臣賞あり
2位、長岡まつり大花火大会(新潟県・長岡市)毎年8月2日、3日開催
正三尺玉の打上げ、全長2kmにわたる打上げ「フェニックス」、天地人花火等
3位、豊田おいでんまつり花火大会(愛知県・豊田市)毎年7月最終日曜日開催
高品質な花火で有名、演出・大会運営等も一流
4位、諏訪湖祭湖上花火大会(長野県・諏訪市)毎年8月15日開催
水上スターマイン「キス・オブ・ファイヤー」が名物
5位、片貝まつり奉納煙火(新潟県・小千谷市)毎年9月9日、10日開催
6位、ふくろい遠州の花火(静岡県・袋井市)毎年8月第1土曜日か第2土曜日
全国花火名人選抜競技大会等一流花火師の競演
7位、熊野大花火大会(三重県・熊野市)毎年8月17日開催
海上自爆3尺玉、鬼が城大仕掛け等ダイナミックな打上げ
8位、常総きぬ川花火大会(茨城県・常総市)毎年8月第5土曜日開催
花火師BIG3の競演、内閣総理大臣賞受賞者のミュージックスターマイン
9位、ぎおん柏崎まつり海の大花火大会(新潟県・柏崎市)毎年7月26日開催
三尺玉二発同時打ち、尺玉100発一斉打上げ、海中空スターマイン等大規模打上げ
10位、岡崎観光夏祭り花火大会(愛知県・岡崎市)毎年8月第一土曜日開催
多彩な仕掛け花火、金魚花火等
11位、熱海海上花火大会(静岡県・熱海市)年間13回位開催
デジタルスターマイン、空中ナイアガラ等
12位、赤川花火大会(山形県・鶴岡市)毎年8月第3土曜日開催
2尺玉3発同時打上げ、700mのワイドスターマイン、デザイン花火競技会
13位、長島温泉花火大競演(三重県・桑名市)8月、9月に15回開催
有名花火師が日替わりで打上げ
14位、勝毎花火大会(北海道・帯広市)毎年8月13日開催
レーザー、サーチライト等を使った演出、ラストは錦冠を大量打上げ
15位、たまむら花火大会(群馬県・玉村町)毎年7月第2土曜日か第3土曜日開催
早い時期に開催、菊屋小幡花火店が打上げ、マニア殺到
常総きぬ川花火大会2013開催概要
▼開催期日
平成25年8月31日(土)午後6時20分~8時20分
※荒天の場合は、翌日9月1日(日)に順延
▼大会会場
茨城県常総市、鬼怒川河畔「橋本運動公園」
▼会場へのアクセス
●車で 常磐道、谷和原ICから国道294号線経由で10分
★会場周辺に無料駐車場2100台(河川敷駐車場は有料、1台1,000円)
●鉄道で 関東鉄道常総線水海道駅下車、徒歩15分
●高速バスで 東京駅より直通高速バスで水海道駅まで65分
▼予想観覧者数 110,000人
▼予定打上総数 約7,000発
▼花火の内容
◎プロローグ花火・オープニング花火(ナイアガラ富士200m付)・フィナーレ花火 山﨑煙火製造所
▼花火の内容
◎プロローグ花火・オープニング花火(ナイアガラ富士200m付)・フィナーレ花火 山﨑煙火製造所
◎メッセージ花火
◎日本の花火BESTセレクション 伊那火工堀内煙火店・菊屋小幡花火店・片貝煙火工業
◎新作型物花火の打上 イメージ花火・夜空のアラカルト
◎内閣総理大臣賞受賞者のミュージックスターマイン
野村花火工業/紅屋青木煙火店
◎花火の巨匠・スーパースターマインの競演 菊屋小幡花火店/篠原煙火店
◎花火ミュージアム~至高の世界・美の巨人たち~
日本を代表する花火芸術家BIG3の究極の花火を披露(青木昭夫・野村陽一・篠原茂男)
◎ファイヤーアートコンテスト
日本煙火芸術協会会員15名による8号玉創作花火競技会
▼問い合わせ先
常総きぬ川花火大会実行委員会事務局
常総市商工会内(常総市水海道橋本町3552番地1)
TEL 0297-22-2121 FAX 0297-22-2124 E-mail fireworks@joso.or.jp
又は、常総市役所商工観光課 TEL0297(23)9088
●開催当日の臨時電話 大会本部0297-23-0032 警備本部0297-23-0035
花火大会の情報提供
インターネット http://www.joso.or.jp/
▼その他
●花火写真コンテスト開催 応募締切日9月30日 審査員:花火写真家・小野里公成
●特別観覧席の予約受付は2013年6月24日(月)より実施 (インターネット・電話受付)
6月23日(日)は、常総市商工会にて受付
◎マス席1.8m×1.8m(定員5名)協賛金8000円〈市民6000円〉 ◎ペア席(定員2名)協賛金4000円
◎イス席(定員1名)協賛金2000円 ◎堤防斜面席2m×1.5m(定員3名)協賛金3000円
◎自由席協賛金 一人1500円
●堤防法面最上部130mの予約受付 1m2,000円で7月18日午前9時から電話受付
●メッセージ花火の申し込み受付は2013年5月1日(水)から