第2820地区 未来の夢計画委員 横山善英様(龍ヶ崎中央ロータリークラブ) 2012.11.7

 「未来の夢計画」
 皆様こんにちは。龍ケ崎中央の横山です。日頃、水海道さんには大変お世話になっております。我々小規模クラブでは大変羨ましく7分区では手本となるクラブとして尊敬しております。

 今回は「未来の夢計画」についてお招き頂きましてありがとうございます。水海道さんには北村パストをはじめ精通した方がたくさんいらっしゃるので、このような場所で私がご説明するほどでもないのですが、未来の夢地区委員は第7分区でお前しかいないのだからということで、恥を忍び、大変恐縮ですが地区委員の立場で話をさせて頂きます。
 どうか宜しくお願い申し上げます。
■目的:
①財団の使命に沿って、プログラムと運営を簡素化すること。

②ロータリアンが関心を寄せている世界の優先的ニーズに取り組むことによって、最大の成果が期待できるロータリアンの奉仕活動に焦点を絞ること。

③世界的目標と地元の目標の両方を果たすための資金を提供すること。

④意志決定権をさらに地区とクラブに移行することによって、地区レベルとクラブレベルで、ロータリー財団が自分たちのものであるという自覚を高めること。

⑤ロータリー財団の活動に対する理解を深め、ロータリーの公共イメージを高めること。

■6つの重点分野:
①平和と紛争予防/紛争解決
②疾病予防と治療
③水と衛生
④母子の健康
⑤基本的教育と識字率向上
⑥経済と地域社会の発展

■3つの補助金
①新地区補助金
②グローバル補助金
③パッケージグラント

■3つのプロジェクト
①奉仕プロジェクト
②奨学金
③職業研修チーム(VTT)

■財団の使命
ロータリー財団の使命は、ロータリアンが、健康状態を改善し、教育への支援を高め、貧困を救済することを通じて、世界理解、親善、平和を達成できるようにすることである。 (ロータリー財団章典 1.050)

■新地区補助金の金額
新地区補助金は、恒久基金のシェア収益を含む地区の3年前の年次プログラム基金寄付から生じたDDFのみによって支給されます。
毎年、DDFの50%までを申請することができます。未使用の新地区補助金は財団に戻され、地区のDDFに返還されます。DDFは、このまま使用されなければ地区の残高として翌年に繰り越しされ、繰り越しされたDDFは、新地区補助金の額を算出する際に加算されることはありません。グローバル補助金又は寄贈に使用することが可能という意味です。

■クラブにお願いすること
①.MOUを地区との間で取り交わして頂きます。
MOUとは「Memorandum of Understanding」のことで、日本語にすると「覚書」になります。クラブは地区とこのMOUを取り交わし、地区はTRF(ロータリー財団)とMOUを取り交わします。 このMOUを取り交わすことで、クラブや地区はロータリー財団のプログラムへの参加資格を取得することになります。

②.MOUを取り交わす前提として、地区が主催する「補助金管理セミナー」に必ず出席して頂きます。
MOUを取り交わす条件として、MOUに記載された内容を読了し、了解していただくこと、この「補助金管理セミナー」に出席することの2つが定められています。

 「補助金管理セミナー」は今のところ12月2日と翌年3月頃に開催をする予定です。この「補助金管理セミナー」は、クラブ会長エレクト、又はクラブで任命した代表者が出席することになっています。クラブは受講後補助金への参加資格を取得することになります。

③.MOUを取り交わすためにクラブ会長ノミニーをそれまでに選任して頂きます。
MOUの署名は、クラブ会長エレクト(2013-14年度会長)とクラブ会長ノミニー(2014-15年度会長)がすることになっています。
MOUは、毎年取り交わすことになりますので、会長ノミニーの選任の時期を早期に行なうことをお勧めします。

④.補助金を利用するプロジェクトを企画立案するために、関係する委員長の内定を早めに行なうことを推奨します。
未来の夢計画では、前年度を計画年度と位置づけています。このため、特に新地区補助金の申請時期を4月30日までとしています。

 新地区補助金の申請には、それまでにプロジェクトを企画立案する必要があり、また、具体的には見積書の入手や当も行なっておく必要があります。

 そのために、正式な選任は年次総会時でも良いのですが、早めに準備に取りかかり、遅くとも12月頃には内定し、準備に取りかかって頂くことを推奨します。

 以上、パワーポイントでも申し上げましたので詳しい説明は省かせて頂きました。「未来の夢計画」では、今までの財団の進め方とは大きな違いがあることにお気づきのことと思います。これまでは、現年度が次年度のことに触れるのはタブー視されておりましたが、これから財団の補助金を使って奉仕を行なおうとする場合は、計画年度と実施年度に分けて計画することが必要であり、次年度を踏まえた上での長期計画の策定が必要となります。

 変革といえば変革ですが、最近のRI広報によると、「ロータリーは人道的奉仕を提供するボランティア団体」であると明言しておりますし何か不自然さを感じずにはいられません。しかし、国際的、社会的な流れに逆流する訳にも行かず、よって、我々ロータリアン各自がロータリーの本質をしっかりと見極めて行動することが必要になってきたのだと感じております。
   
   
時にはこのような実践講習も面白く、勉強になりました。