㈱筑波銀行事務総括部 調査役 大塚清三様 2013.1.30
でんさいネットについて | |
◎『でんさいネット』の仕組みと実績 ●電子記録債権とは 電子記録債権は、手形・指名債権(売掛債権等)の問題点を克服した新たな金銭債権。 電子記録債権の発生・譲渡は、電子債権記録機関の記録原簿に電子記録することができ、その効力発生の要件です。 ●電子債権記録機関の役割 電子債権記録機関は、記録原簿を備え、利用者の請求に基づき電子記録や債権内容の開示を行う事等を主業務とする、電子記録債権の「登記所」のような存在です。 主務大臣の指定を受けた事業の株式会社です。 ●でんさいネットの取引イメージ 「でんさい」の発生・譲渡・開示等は、窓口金融機関を通じて行います。 ●支払企業(債務者)のメリット 支払事務の軽減、搬送コスト削減等が期待できます。 また、印紙税は課税されません。 ●納入企業(債権者)のメリット 紛失・盗難のリスクがありません。 また、必要な金額だけ分割できる、取立手続が不要などのメリットがあります。 ●利用可能金融機関 銀行、信用金庫、信用組合、農漁協系統金融機関、商工中金など、でんさいネットに参加している全国の金融機関で利用できます。 ●利用するための要件 法人、個人事業主、国・地方公共団体が対象です。 利用にあたっては、属性要件、経済的要件、利用資格要件を満たす必要があります。 基本的には、当座預金が開設できる条件であれば、でんさいネットも可能であると考えます。 ●利用方法 間接アクセス方式を採用しているでんさいネットでは、利用者は金融機関を経由してでんさいネットにアクセスしていただきます。利用方法は金融機関によって異なりますが、インターネットバンキング等を活用する方法をはじめ、FAXなど書面による方法が想定されます。 以上、仕組みについてご説明させていただきました。是非、皆様方のご利用をお待ちしております。 |
|