(社)水海道青年会議所 理事長 須田俊輔様 2012.3.7

 皆さんこんにちは、社団法人水海道青年会議所 第32代理事長の須田俊輔です。卓話にご招待いただき、誠にありがとうございます。

 ロータリークラブ様には1月9月の年2回の通常総会にはお心遣いを頂き、また今年で24回目を迎える、小学生対象のわんぱく相撲水海道場所には毎回ご協賛をいただいております。改めましていつもありがとうございます。

 本年度も1月通常総会の時にはお忙しい中、大塚会長にご出席いただきました。大塚会長様には1年最初の例会新年会例会で一言主神社様で新年のご祈祷を受けさせていただき、気分を新たに一年のスタートをきらせていただきました。

 また神社の一室を私達の事務所として貸していただいております、日頃よりご協力いただきましてありがとうございます。

 まずは私の自己紹介をさせて頂きたいとおもいます。昭和47年生まれ今年40歳になります。青年会議所は今年で卒業になります。現在伯父の経営する須田材木店に勤務しております。

 私は水海道に生まれ高校卒業までこの街で御世話になりました。そして埼玉の大学を卒業後、東京ですし屋に就職しました。なぜすし屋の道を目指したかと申しますと、すし職人のかっこよく粋な姿に憧れたからです。人形町の小さな店に勤務し、そこで五年ほど御世話になりました。

 当時経験したことは今仕事をする上で基礎になっている気がします。すし屋の親父さんがいつも言っていた『仕事にほれて、来ていただいているお客さんにもほれなさい』の言葉は今でも心にとめております。

 すし屋の仕事は朝から、夜最後のお客様が満足してお帰りになるまでと勤務時間長く、アパートに帰って寝るだけの生活でしたが、今思い起こすととても楽しく貴重な時間でした。

 その後高校卒業以来約10年ぶりに水海道に帰ってきまして先輩にご紹介いただき、平成17年から青年会議所に入会させていただき本年度平成24年1月より32代目の理事長をさせていただいております。

 本年度スローガンは『かっこいいJayceeになりましょう』を掲げさせていただきました。アルファベットのJCこちらは青年会議所を指し、スローガンに掲げさせていただきましたJayceeはメンバー一人一人を指します。

 どれだけ素晴らしい事業を行い発信をしても、それに携わっている会員が魅力的でなければ、多くの方に賛同していただくのは難しいとおもいます。

 そのため一人一人が日々の努力を惜しまず活動していきましょうと言う思いを込めてこのスローガンを掲げさせていただき、今年一年活動させていただいております。

 公益社団法人日本青年会議所は1951年昭和26年に発足、本年度は愛媛松山JCの井川直樹会頭を筆頭に約38000人の会員が全国701の青年会議所で活動しています。

 茨城県には24の青年会議所があり約1000名が活動しています。私共水海道青年会議所は1981年昭和56年に発足、今年度32年目を迎え、18名のメンバーと共に活動しています。月に一度の例会を四つの委員会が持ち回りで担当しています。

 本年度は1月に新年会例会を一言主神社様で、通常総会を多くの来賓の方にご出席いただき宝町の野村屋様で開催いたしました。

 2月例会はつくばみらい市の立波部屋さんに御世話になり、わんぱく相撲を開催するにあたり、会員が参加する子供たちの気持ちを身をもって味わう為にみんなでまわしを締めて稽古をつけていただきました。

 自分自身がまわしを締めるのははじめての経験で、戸惑うところもありましたが、力士の皆様に御世話になりまわしを締めていただくと、恥ずかしさはなくなり、神聖な稽古場に入ると、皆さんが真剣に稽古をされていてその雰囲気に圧倒されました。

 しこの踏み方、すり足を教えていただき、最後には力士の胸をかりてぶつかり稽古をさせていただきました、しこを踏むのがとても辛く、翌日は筋肉痛で大変な思いをしましたが、稽古の後にちゃんこをご馳走になり、貴重な経験をさせていただきました。

 今年の事業はこれからなので昨年の事業のご紹介させていただきます。

 昨年は震災の影響で事業がストップまた延期になりました。4月に震災支援といたしまして福島県のいわき市に炊き出しの支援をさせていただきました。いわき市は被害が甚大なわりにはあまり報道されてなく、また原発の影響もあり支援が少ない地域でしたので、避難所になっている四ツ倉高校にカツカレーをお届けさせていただきました。

 テレビ等で被災地の状況は知っているつもりでしたが、現地に行ってみて改めて震災のひどさを感じることになりました。いわき市は海岸沿いが壊滅的でした。民家は1階部分がすべて流され、漁船が打ち上げられており、漁港にあった保冷車も斜めになって倒れていました。漁港も壊滅的でした、現在はだいぶ復興されていると思いますが当時はとてもひどい状況でした。

 食事を皆さんに喜んで食べていただいた後、避難所になっている体育館に入れてもらい挨拶をさせていただいたのですが、横になっていたお年寄りがわざわざ起きてこちらの代表の挨拶に耳を傾けてくれ、また皆さんから暖かい御礼の拍手を頂いたとき、気持ちがいっぱいになりました。こちらが元気を届けにいかなくてはいけないときにかえって被災者の皆さんに気を使っていただきました。

 また昨年は三月から相野谷町の田んぼをお借りして小学生を対象に田植え、稲刈り、脱穀、精米とすべてを行い、できたお米を宮城県の被災地亘理町に届けしました。小学生に田植え、稲刈りの大変さ、そして食べ物の大切さを伝えたかったのですが、青年会議所のメンバーが食べ物の大切さを改めて感じさせていただきました。

 稲刈りの後天日で稲を乾燥させましたが、大きな台風によってすべての稲が倒れてしまい、稲穂が水についてしまっては芽が出てしまうので、暗くなってからも車のライトを頼りに稲を干す作業をしたのもいい経験になりました。

 このように、奉仕・修練・友情を三信条に掲げる、青年会議所運動は、地域の為、地域の子供たちの為に事業をおこなっていますが、一番大切なものは、会員が事業を行ったときに、何かを学び学ぶ楽しさを知ることだと思います。今年もまだまだ多く学ぶ機会があると思います。

 私は現在須田材木店で働いております。木を扱う仕事をさせていただいていますので、日本のすばらしい森林資源を有効に使っていただきたいと日々考えております。茨城県県南地域を中心に材木店を経営する仲間が集まり、住宅取得者の皆様に木材の良さを伝えるセミナーを月に1度つくば市で開催しています。

 そこで住宅に使用される柱の値段を皆様に聞くことがあります。皆さん柱の値段おわかりになりますか?杉の柱長さ3メートル太さが12センチ角、1本いくらくらいだと思いますか?木材は野菜と同じく相場で決まるものなので値段の増減はございますが、1本約2000円~3000円程度です。

 高いと思われますか?杉の苗木は1本約100円です。仮に1万本を植林したとします。苗木だけで100万円、30年から50年山で下草刈り、枝打ち、間伐をして手間とお金をかけて柱などの製品になるのは一万本のうち2,000から3000本です。

 その後伐採、製材、運賃を考えるとこれだけ手間隙をかけているので、一本100円の大根よりも材木のほうが安いのではないでしょうか。

 いままでの住宅取得者の皆さんは柱等木材にも興味を持っていらしたと思いますが、残念ながら今日の住宅の取得者は家の構造までお考えならずに、仕上がったデザイン・内装等に興味をもたれる方が多く、木材を扱っているものとしては、一番大切だと思う構造興味をもっていただきたいと思っております。

 また私たちの住む茨城県の八溝山系は素晴らしい材料を産出している地域になっております。森に生えている木から建築の材料の柱になったとき気候風土があっている同じ地域で使用するのが一番いいと思います。

 気候風土に適し私達の健康面にもいい影響をあたえることは今迄の歴史が実証してくれています。どうか皆様もこの地域の木材を多く利用していただきたいと思います。国の政策でも木造の学校等の建物を進んで使うようになってきています、お隣の守谷市の守谷小学校も現在木造で立替工事が行われています。

 常総市でも元気な子供たちが使用する学校が木造で作られたら素晴らしいと思っています。みなさん私の左手をご覧ください、ただいま弊社の倉庫の解体中です。こちらは常総市市街地にぎわい再生事業の為に協力させていただきました。

 もちろん賛否があるのは承知いたしますが、この地域に住んでいる人たちがこの事業に反対したり、水海道はだめとか、後ろ向きな言葉がよく聞かれます。

 先輩の皆様を前にしておこがましいとは思いますが、同じ水海道を名乗る団体として、お互いに地元に誇りを持ち前向きに活動していきたいと思いますので、これからも水海道青年会議所をよろしくお願いいたしまして、第32代理事長の卓話とさせて頂きます。ご清聴ありがとうございました。