第7分区ガバナー補佐 川北恵一郎様 2009.7.29

 来週の8 月5日(水)が水海道ロータリークラブの公式訪問となります。先週7月23日に第7分区の先頭を切って、稲敷クラブの公式訪問がありました。

 内藤ガバナーにとっては、土浦クラブへの訪問は、恒例の表敬訪問ですので、稲敷クラブが実質、初めての公式訪問で大変緊張されている様子でした。水海道クラブさんへの訪問は、内藤ガバナーも相当に緊張される事だと思います。

 私は6年前の島田会長の時、うちのクラブの亀尾ガバナー補佐の幹事として、何回かクラブを訪問させて頂いておりますが・・・当然、今回は相当なプレッシャーですが・・・。

 当時と若干クラブの印象が違うような気がしております。クラブの持っている伝統や風格等は変わりませんが、少しマイルドになったというか、若さが増しているような感じがします。

 しかし、平均年齢を調べて見ましたら、今年度、田上会長の年度は(61歳)で、島田会長の年度は(57.29歳)と6年前の方が平均年齢は若いのです。不思議ですね。会員構成のバランスが良いのでしょうか・・・。

 本日、武藤幹事から何か話をと、言って頂きましたが。テーブルに決議23−34を掲げているクラブですので、困ってしまいます。しかし、せっかく時間を頂きましたので、私のロータリーに感じている事を、少しお話しさせて頂きたいと思います。

 私の短いロータリー歴の中でも、ロータリーは随分とその姿を変えてきたように思います。変えたというより「進化」したと言った方が良いのかもしれません・・・。

 それは、ロータリーの純粋性を担保している職業分類の一般規定や、例会の重要性を保証する出席率の問題、財団プログラムの手続き。効果的なクラブを作るための、CLP またクラブ定款への4大奉仕の書き入れ等です。すべて、クラブ管理のための組織規定です。

 2007年版の手続要覧の改定で、職業分類の一般規定の中に、事業及び専門職務以外に地域のリーダーが加えられました。これもロータリーの組織の存続という事だそうです。

 出席率もずいぶん緩和されてきましたが、これは私たち(私)にとっては大変良いことだと思っています。すべての改定は、色々考えずに「時代に対応したロータリーの進化」と捉えた方が良いのかもしれません。

 しかし、ロータリーには変わらないものもあります。それはロータリーの「親睦と奉仕」です。私たちの目的は、ただ一つ、綱領に掲げる「奉仕の理想」・「心」の鼓吹と育成です。そして、親睦から始まり奉仕へ至る、心の向き方です。奉仕の実践です・・・。十歩で「奉仕の心」に到達できる人もいるでしょう。

 百歩、歩いても、千歩、歩いても尚到達できない人もおります。ロータリー理解は速さではなく、努力する姿勢と心の在り方が大切なのだと私は思います。難しいのは、組織規定でも手続きでもありません。

 会員相互の「奉仕の心」醸成です。親睦から友情へ、そして信頼へ、そして奉仕へ。ロータリーは自己向上の啓発活動であると思っています。

 ロータリー理解とは、親睦から奉仕へと向かう、その間に生まれる心の向き方を理解する事です。これは、会員個々は勿論のこと、特にクラブ指導者達の努力と寛容、そして理解なしには生まれてこないのだと思います。ありがとうございました。