水海道青年会議所理事長 冨山静司様 2008.9.10

「青年会議所とは何か?そして今現在
日本青年会議所と水海道青年会議所で
行っている活動」について
 水海道ロータリークラブのみなさま こんにちは。
 本日 水海道ロータリークラブの卓話ということで、ご依頼をいただきました。
 私、水海道青年会議所第28代理事長の冨山静司と申します。市内 本町で「有限会社冨山運送」という運送会社を営んでおります。若輩者で、大変僭越ではございますが どうぞよろしくお願い申し上げます。

尚、私 人前で話すというのが大変苦手です。本日は資料などを参照しながら話します事をお許しくださいませ。

 本日は「青年会議所とは何か?そして今現在 日本青年会議所と水海道青年会議所で行っている活動」に ついてお話させていただきたいと思います。

 まず青年会議所とは何かです。
 青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現を同じ理想とし、次代の担い手たる責任感をもった20才から40才までの指導者たらんとする青年の団体です。青年は人種・国籍・性別・職業・宗教の別なく、自由な個人の意思によりその居住する各都市の青年会議所に入会できます。

 50年あまりの歴史を持つ日本の青年会議所運動は、めざましい発展を続けておりますが、現在719余の地域に4万余名の会員を擁し全国的運動の総合調整機関として日本青年会議所が東京にあります。

 青年会議所会員は「JayCee ジェイシー」と呼ばれています。会員は年齢制限があります。会員はいかなる人種・国籍・性別・職業・宗教であってもかまいませんが、年齢満20才から40才までである事を要し「品格のある青年」でなければなりません。

 したがっていかに長期間にわたり有能で活動的な会員であっても、満40才に達した翌年には退会しなければなりません。このすばらしい年齢制限ゆえに、青年会議所は絶対に若さを失わず、常に希望にあふれ、未来に向かった前進を続ける団体として活動することができるのです。
 
 青年会議所は世襲経営者のサロンクラブではありませんし、単に社会奉仕を行う団体でもありません。青年会議所は未来を目指し、よりよき明日をめざしてわれわれの住む地域社会・国家全世界のために、今日のわれわれが犠牲をはらうことをいとわず、常に進歩への挑戦を行う理想と具体的総合的な施策をもった青年指導者の運動の場なのです。最近は公開討論会の開催やマニフェスト選挙の普及にも取り組んでおります。

 次に青年会議所の歴史についてお話させていただきます。
 青年会議所は昭和24年9月3日、東京青年商工会議所(現在の東京青年会議所)として創立しました。発会当時の会員数は48名で初代理事長はミツワ石鹸の三輪善兵衛さんです。ミツワ石鹸といいますとみなさんにはあまりなじみがないかもしれませんが、三代目三輪善兵衛さんはロータリークラブの1955年の会長であります。

 ミツワ石鹸は1975年にP&G社に吸収合併されて「薬用石鹸ミューズ」という商品のみがミツワ石鹸という会社名で販売を続けています。東京青年商工会議所として創立した9月3日は、日本におけるJC運動が公式に発足した日として記念され「JCデー」と呼ばれています。

 JC活動が各地に広まった2年後の昭和26年2月9日に、東京・大阪・前橋・函館・西宮・名古屋・旭川の各地青年会議所が参加した総会で、日本青年会議所(日本JC)が設立されました。初代の会頭は羊羹で有名なとらや16代目の黒川光朝さんでした。そして昭和26年の5月にカナダのモントリオールで開かれた第6回国際青年会議所世界会議で国際青年会議所への加入を承認されたのです。

 日本の青年会議所の会員・OBの著名人として、麻生太郎さん(飯塚JC)、石原伸晃さん(東京JC)、小渕恵三さん(群馬JC)、管 直人さん(東京JC)、小泉純一郎さん(横須賀JC)、塩川正十郎さん(東大阪JC)、千玄室さん(京都JC 国際ロータリー日本財団会長)、中曽根康弘さん(高崎JC)。

 海外OBの著名人は、ジャック・ルネ・シラク フランス元大統領、ビル・ゲイツ マイクロソフト社創業者、ビル・クリントン アメリカ合衆国元大統領、チャールズ・リンドバーグ 飛行家、ジョン・F・ケネディ アメリカ合衆国元大統領、など、言い尽くせないほどの諸先輩がいらっしゃいます。

 続きまして 我 水海道青年会議所の歴史についてお話させていただきます。

 水海道青年会議所は昭和56年11月15日に日本で684番目・茨城県で15番目の青年会議所として初代理事長 岩本健太郎さんのもと会員65名で「広げよう若人の輪 築こう郷土の新時代」をスローガンに発足しました。

 私が第28代理事長でありますが、今年は「笑顔で行こう 感動に出会おう すべては地域の未来のために」をスローガンに、本日同席させていただいております副理事長の松村 仁志君、専務の堀越健太郎君以下会員28名(うち女性会員2名)で活動しております。

 本年度の基本理念は、笑顔あふれるLOMの創造地域のニーズを実現するまちづくり 心と心のつながる地域づくりです。

 本年度の事業内容を具体的に説明させていただきます。

 1月の事業では、新組織の最初の顔合わせとなった例会は、大楽寺にてとりおこないました。年頭において、自分自身 そしてわれわれ青年会議所の所信を深く心に唱えるのにふさわしい荘厳な雰囲気の中、2008年度の事業成功と会員各位の目的達成をご祈祷いただきました。

 その後に行われた懇親会では、参加者全員に一年の抱負を熱く語っていただきました。また同じ月に一月通常総会を行い本年度の事業計画を報告致しました。2月は(社)日本青年会議所の環境教育プログラムにあるアニメ「学の夏休み」を活用し、自然と共生する精神や旧きよき伝統に基づいた倫理・道徳心を子供たちに伝えていくための研修プログラムをメンバー向けに行い各グループにわかれワークショップを行い、グループごとに発表し、それぞれの視点で見た意見・感想をきくことができた例会でした。

 3月は「西エリア7ROM交流フットサル大会」を行いました。本年度、エリアの再編成により西エリアのROMとしてスタートすることになり、新しいエリアの交流の場を設け、各試合ともに白熱した試合の中、笑いあり、緊張あり、まさに交流の持てた大会になりました。

 懇親会にも多くの方にご参加頂き 有意義な時間をすごす事の出来た例会でした。4月には今年で3度目になり、茨城が発祥の地であるゲーム「オセロ」を世界に誇れる地産品にという考えのもと、同世代だけではなく、親と子はもちろん、孫と祖父母という「世代を超えたコミュニケーションツールでもある」という想いを込め、常総市水海道小学校の体育館にて「オセロキャラバン2008水海道大会」を開催いたしました。

 参加者は156名。常総市及びつくばみらい市谷和原地区の小学生に参加していただいた今大会はご父兄の方々、学校関係者にも多大にご協力を頂き、対戦中は児童それぞれが真剣なまなざしで盤を見つめ、会場には緊張感が漂いました。

 また同月、常総市と水海道青年会議所が市民討議会を執り行うための「パートナーシップシップ協定締結式」をマスコミ関係者が参加する中締結されました。昨年から実行にむけて準備していましたが、討議のテーマを公募するという全国初のケースにも取り組み、10月に行われる市民討議会に向けての第一歩を踏み出しました。

 5月例会では重点事業でもある、「わんぱく相撲水海道場所20回大会」を開催いたしました。当日は立浪部屋の力士の皆様にもご協力をいただき、大会を大いに盛り上げていただきました。余談ではありますが水海道場所より4年ぶりに全国大会に出場者を出す事ができ、両国国技館にも行って参りました。

 6月は、「学ぼう!命の大切さ 感謝の心「わくわく酪農体験」」というテーマのもと参加者150名 大型バス3台で茨城県酪農畜産センターにおいて大自然の中、思いやりの心とすべての自然に感謝する心を学び、家畜の一生を通し尊い命の大切さを学び日常当たり前になっている「食」へのありがたさを体験によって実感する例会でした。

 7月には講師に「夢を与え続ける男日本一」の居酒屋てっぺん社長 NPO法人居酒屋甲子園理事長の大嶋啓介氏を招き、「自分らしい花を咲かせよう」と題し、次世代を担う高校生に、夢の大切さ・夢に対する取り組み方・そして人への感謝の気持ちなど、意欲の向上につながるご講演をいただきました。高校生に限らず一般の市民の方々にも数多くご参加頂き、会場の市役所2階がいっぱいになる200名ほどの参加がありました。参加された皆さんの胸が熱くなる例会でした。

 8月の例会では日本一の山頂、霊峰「富士登山」を行いました。参加者がともに困難を乗り越え、山頂をめざし、メンバーの絆をより強くする例会でした。天候にも恵まれ、満天の星空は感動的で山頂での自然のパノラマは雄大そのものでした。また同月「茨城県議会議員水海道市選挙区立候補予定者による公開討論会」を行いました。

 多くの諸先輩方のご協力をいただき、私たち青年会議所がもつ公平・中立な立場で、立候補予定者の方々の本音や政策を直接拝聴することができ、急遽だったにもかかわらず600名ほどの方々にご来場頂きました。

 今回の公開討論会を機に、政治にまた県政に興味を持っていただくよい機会にもなったのではないかと思います。

 本年度の国際ロータリーのテーマは「地域社会のもっとも大切な資源である子供たちに光をあてていただきたい」ということだと伺っております。このテーマには私たち水海道青年会議所も深く賛同するところであります。

 本年度後半にむけて、私たち水海道青年会議所の会員一同 スローガンにもとづき いっそうがんばって参りたいと思います。今後も、様々な事業を展開していく上で、水海道ロータリークラブの皆様には、ご協力、ご指導をして頂く事が多々あるかと思います。今後とも ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 最後になりますが、本日は私のつたない話を聞いていただき 本当にありがとうございました。今後の水海道ロータリークラブの皆様方の活動がいっそう有意義なものになりますことと、皆様方のご健勝ご繁栄をご祈念申し上げ 私の話を終わらせていただきます。

 本日は誠に有難うございました。