外部卓話 常総警察署 小林秀男署長様 |
2006年2月15日例会 |
昨年3月より水海道警察署に赴任してまいりました、小林です。今年の1月に旧石下町と合併をし、常総市となり管轄範囲も大変広くなりました。日頃より警察業務にご理解とご協力を頂き有難うございます。 1. さて、茨城県における平成17年度中の刑法犯認知件数は、52,266件! 平成16年に比べ3,367件(−6.1%)減少し、件数が最も多かった平成14年に比べ22.8%と3年連続して減少しました。これは、犯罪が1日あたり 約151件、1時間に 約6.3件の割合で発生していることとなり、茨城県のどこかで、10分に1件犯罪が発生していることになります。 茨城県警察では、県民にとって身近であり、不安感の高い 一般住宅対象の侵入窃盗、空き巣、忍込み、自動車・オートバイ・自転車対象の乗物盗、街頭において敢行される放火、路上強盗、ひったくり、すり、性犯罪と車上ねらいを街頭犯罪等と位置づけ、重点をおいた抑止対策を推進しています。これらの犯罪は刑法犯全体の約44%を占めているのです。 2. 17年度中の死者数278人(前年比+12人、全国ワースト第6位)、高齢者の死者数は130人で全国ワースト第2位 県内の交通死亡事故の主な特徴 ・ 死者数は278人で、昭和40年以降最も少なかった前年と比べて12人増加したものの、平成15年から3年連続で300人を下回った。 ・ 昼夜別では夜間が168人で約6割(60.4%)を占め、前年比+25人と大幅に増加した。 ・ 事故類型別では、車両相互の出合頭衝突が59人(21.2%)で前年比+14人と最も多く、次いで対人事故の横断中が58人(20.9%前年比+8人)の順であった。 ・ 飲酒運転による死者数は、31人(11.2%)で、そのうち酒酔い運転による死者は14人。また、無謀運転(速度超過・右側通行・酒酔い運転・信号無視)による死者数は124人で、全体の約4割(44.6%)を占め、前年比+22人と大幅に増加した。 ・ 年齢別の死者数では、65歳以上の高齢者が130人と約5割を占め(46.8%)、前年比+24人と、全死者数が増加した大きな要因となった。 ・ 児童生徒の死者数は、幼園児が4人(前年比−1人)、小学生が1人(−2人)、中学生が2人(±0人)、高校生が5人(−8人)と、それぞれ減少した。 四輪死者の過半数がベルト非着用(平成17年中) ・ 四輪乗車中の死者(122人)中、66人(54.1%)がシートベルト非着用。非着用死者のうち、38人(57.6%)はシートベルトを着用していれば助かった可能性がある。 ・ シートベルト着用率は、平成15年(90.2%)をピークに平成16年から連続低下。平成17年の着用結果は86.6%で全国最下位。(一般道の調査結果) ・ 非着用死者(66人)の年齢別は、高齢者が16人で最も多く、次いで青少年の13人。 車に乗ったら、いつでも、どの席でもシートベルト 有難うございました。 |